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クリーピー 偽りの隣人のnikoのレビュー・感想・評価

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)
3.0
とても楽しみにしていてついに鑑賞

何も考えず、言い方悪いが表面の気持ち悪さだけ楽しむなら4.5点の高得点
香川照之の怪演、とくに歩き方が気味悪い
他出演者の演技も素晴らしいし、雰囲気も良かった
東京の郊外のやや寂れた住宅、真夏のベタベタした空気、落花生を割る音などゾクゾクする演出が良かった

ただ内容はツッコミどころが多い
警察は脇が甘すぎるし、高倉妻は犬に甘すぎる
どデカイ掃除機はまだいいとしても、あの地下室はいつ作ったんだ

登場人物全員が微妙にズレててそこが評価の分かれるところなのかな?と
高倉妻は他人との距離感が取れないし、
高倉は大学で売春婦4人の残虐な殺人を例にした講義の際、「やっぱりアメリカはスケール違いますね!(にっこり笑顔)」とかもうそっち側だよねって感じだし、澪も野上もズレてる
狙いなんだろうけど、とくに高倉妻が酷すぎで悪目立ち
・引越しの挨拶に手作りチョコ、しかも真夏。留守なら門にぶら下げる・初対面の人の家の中を覗く・手作りシチューの差し入れ・男1人しかいないかもしれない家に上がろうとする…とかヤバすぎだろ

西野が澪を生かしておく理由や心理描写をもっと深く描いてくれていると、役者の怪演とマッチしたんじゃないだろうか。
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