このレビューはネタバレを含みます
序盤すごいイラってしたけど、後半気づいたら泣いてた🥲
口調が強くて人を見下してるような幸夫だったけど、本当は凄く弱くて愛する事とか愛される事に臆病な人やったんかな。
最初は、岸本が言うように子育てを免罪符にしてるようにしか見えへんかったけど、子供たちや陽一と関わって、誰かを愛する事や誰かの為に生きる事を知っていくのがとても良かった。
鍋を囲むシーンで幸夫の弱さとか葛藤?とかがすごい出てた気がする。
幸夫と真平くんの伸び切ってた髪が最後にさっぱりしててなんか嬉しかった。
灯ちゃんが前髪を切るシーンも印象的。
そもそもこの映画自体が髪を切るシーンから始まるし、この映画にとって髪を切ることが色々意味を持つんやろうなぁ。
"自分を大事に思ってくれる人を、簡単に手放しちゃいけない。みくびったり、おとしめたりしちゃいけない。そうしないと愛していい人が誰もいない人生になる。"
人生は、他者だ。
あとやっぱり池松壮亮が好き。
あの落ち着いた声のトーンと話し方が良い。