ストローカーエース

永い言い訳のストローカーエースのレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
4.2
過ちをおかし、
後悔をして、
反省し、
また、過ちをおかし、
そして、常に自分に言い訳をして生きている。

聖人君子はどこにでもいるわけじゃない。
誰もが数多くの言い訳をして生きている。

衣笠幸夫(本木雅弘)は確かにクズでどうしようもない。1ミリも共感できない。
けれど、大宮陽一(竹原ピストル)が素晴らしい人間かというとそうでもない。

失意と再生の物語。

衣笠幸夫があまりにもクズなので、再生することに納得がいかない面もあるけれど、ラストは涙目になってしまいました。

移ろいゆく空気を切り取った画面、カメラワーク、音楽など、秀抜。大好物な作品でありました。