モッくんがすごくよかった!
そこにいるのが当たり前で、いなくなるなんて考えもしていない、ゆえに大事にしたり感謝したりできず、つい蔑ろにしてしまう。
そんな夫婦って多いんじゃないかな。
でも大切なものは失ってから初めてその重たさを知る。
妻を亡くした夫という共通点はあるものの、性格や夫婦関係が対照的な幸夫と陽一。
まるで合わなそうな二人なのに、いつのまにか、子供達も含めてまるで家族のような関係に。その様子が微笑ましくてみていてとても心地が良かった。
幸夫は本当は実はとても良い父親になれたかもしれないな、と思いながら見ていた。
ラスト、ユキちゃんファミリーと楽しそうに笑う夏子は幸夫の知らない夏子だった、
そこには子供は欲しくないはずの妻の本心を見たような、、
気がついた時にはすでに遅し。
とても切ない映画だけど、悲しみだけでなく、見終わった後に不思議と穏やかな気持ちになれた。
とても素敵な作品。