このレビューはネタバレを含みます
わたしは物作りをする仕事柄もあり
すこし厄介なオリジナリティを持った人とよく知り合いになるけど、
そういう人たちは自分がクズだと言い、中には自分に似た子供が産まれてくるなんて嫌だと言っていたのを思い出した。
みんな自分と向き合い客観的に自分を見つめる能力が高いのかもしれないが
魅了の裏にはきっと欠落した何かがあるんだと思う
元木さんの役柄は本当にそれだった
なんて生きづらそうで危うい人なんだろうと。可哀想な反面、才能を持つクリエイターという面では羨ましいとも思える。
真っ直ぐに生きるしかない洋一さんにしか出来ないことをしっかり新平くんに教えながらも、洋一さんにはかけられない言葉をかけてあげていたのには、新平くんにとってなくてはならない言葉であり記憶になっているのが良かった
みんな1人から全部もらうことはできない
比べてしまうこともあるけど
「自分を大切にしてくれる人を簡単には手放してはいけない」
奥さんのことを想ってなんだろうけど
遅すぎて泣けてくる
新平くんはお父さんが亡くならずにいてくれて、失う怖さを実感しながらまたお父さんと向き合えたけれど
きっと幸夫くんは無理だっただろうな
あのままバスの事故に遭った奥さんが奇跡的に助かったとしたら、また不倫をつづたんだろう
あの人はあの家族の一員となって、母として暮らした経験の中で奥さんのことに向き合えたんだと思う
海のシーンや、洋一さん迎えに行く電車のシーンとか綺麗だったな
深津絵里と結婚して黒木華と不倫て
最高かよ！笑
