三上新吾

永い言い訳の三上新吾のネタバレレビュー・内容・結末

永い言い訳(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

象徴、シャレード。
1人で漕ぐため同じところを繰り返し辿る足漕ぎボート。
検索窓の文字。
ワイングラスを鷲掴む大宮。
爆発するレンジの不穏さ。
シーンの重ね方。沈む、学園天国、ボート。
食事、アナフィラキシー。

いけ好かない作家の主人公。
後戻りできない所からスタートする。
しかし彼なりの再起をしてほしい。
彼にとっての再起とは何か。

いやな男がなぜ兄弟の面倒を見ようとするか、しばらく書けなかった小説が書けるようになる描写で説明されている。

ピストルの一瞬びびらせる演技悔しいけど意外性があっていい。

自分の人間性に辟易することは身に覚えがあるけど、描かれてる苦悩がちょっと理性的すぎて問答無用で感情移入するというわけにはいかなかった。
三上新吾

三上新吾