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永い言い訳のaoiのネタバレレビュー・内容・結末

永い言い訳(2016年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

“人生は他者だ”

愛されることにあぐらをかいた最低男が失くして初めて愛することを知る(または思い出す)話。
子役含めて会話にとても自然な日常感が出ていて良かった。

存在の不在によって、対象に興味を持つのはものすごく皮肉だ。興味を持った対象からの回答は決して得られない。第三者からの認識の共有で自己完結するしかない。
存在した長い時間に簡単にできたことをしなかった後悔は、大なり小なり生きてると経験すると思う。さちおがどこか憎めないのはそのせいかもしれない。
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