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永い言い訳のTENのレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
2.9
妻(夏子)をバスの事故で亡くした作家の津村啓こと衣笠幸夫
夏子と一緒にバスに乗っていて亡くなった友達の遺された家族(父親、中学受験を控えている息子、保育園の娘)との交流
子どもがいない生活を送っていた幸夫が長距離運転手の父親が家を留守にする間、子どもたちと一緒に過ごす
子どもとの接し方に慣れない幸夫がだんだんと生活にもなれ子どもたちとの距離も縮まっていく

子どもがいないからこそらくなこともあれば、守るものがあるからこその生き甲斐もある
人が亡くなった時にしっかりと向き合い、逃げることなく受け止めること ただ、忘れようとするのではなく乗り越えること それをしないとしんどい人生になってしまう

途中までは、子どもたちとの交流が楽しくなってきているという感じだったので、思っていたのと違うなと思いながら観ていた
後半になって人生とはを考えさせられるストーリーになっていった
息子の思いと幸夫の思いがシンクロしてストーリーに深みを出していてよかった
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