美術館を手玉にとった男のぽてちのレビュー・感想・評価

全米46カ所の美術館を30年にわたって騙し続けた贋作作家マーク・ランディスを描いたドキュメンタリー。奇妙なのは、彼が金品を要求することなく無償で譲渡していたことだ。そのために罪に問われることもなかった。贋作作家ゆえに技術は相当高度で、彼の作品を集めて個展を開く場面もある。そして彼はどのようにして生計を立てているのだろうか？　かなり裕福な家庭だったようなので、親の遺産で暮らしているのかもしれない。あまりドキュメンタリー映画は観たことがないが、こういうジャンルも面白いかもと思った。