ランディスは自分の贋作品を美術館に寄贈し続けた。多くの美術館で贋作の絵画が展示されていることが発覚。
ランディスがこういうことをやり続けたのは病気のためもあるだろうし、精神疾患を患っていたのも頷ける。それを追い続けたレイニンガーもまたじぶんでADHDだった?と言っている。
長年明るみに出てなかったのもまたすごい。
贋作を集めたの個展というのもまたアイデアだ。
なにごとも額面通りに受け取るな、物事をよく見よ、というメッセージ。
美術鑑定というのも大変だ。
あれだけランディスを追って執着していたレイニンガーが、個展で久しぶりに本人と会って嬉しそうなのは人間味を感じた。
こういう人がいるんだ、と知った作品。ランディスのような人を追いかけたドキュメンタリーを作るというのもまた世の中を楽しくしていうのかもしれない。いずれにしてもすごい才能、人生に世の中に、生かしてほしい。