TAKーKUN

ディストラクション・ベイビーズのTAKーKUNのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

世間で評価されているのはわかるけれど、私はどうしても乗れなかった。

柳楽くんの演技はいいよ。すごい。
だけど、彼の回復力の早さに現実感が無く、どうしてものれなかった。顔の腫れだってすぐに収まってるじゃん。俺、殴られたことあるけど腫れなんて数日間経たないとひかないものよ。

いかにも未成年の男たちを店の中に入れるというのもな。いくら万引きの件で恐喝されていたとしても、店の中入れるかね。池松君が、誰がいれたんだあのガキ、とほざいていたが正にそう。

その池松君も前から彼を知っていそうで、キャバ嬢を好きなようで、結局のところ何も無しと。なんなんだ、この無駄遣いは。

そのキャバ嬢の小松菜々も、真夏の日中に車のトランクに収められていたのが水飲んだだけですぐに元気になれるところもちょっとな。普通は車の運転なんか到底できないし死んでてもおかしくないよ。

菅田くんもなあー。相変わらずうまいんだけど、冒頭のチャラ男がどうして暴走し始めるのか、きっかけがわからん。前半と後半ではまったくキャラが違ってる。

暴走する意味不明の怖さ、恐怖の美学を現したいならば弟の存在が本当に余計。母がいないからとかの境遇もいらんかったな。ありきたりな説明するよりかは意味不明の狂気の方がまだ良かった。
TAKーKUN

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