真利子哲也監督も思ったのだろうか？
「誰も知らない」でカンヌ主演男優賞を獲りメディアに取り上げられた当時の柳楽優弥を見て…
「リアルキーチじゃん…」
その時こうも思ったのだろうか？
いつか彼を使って「ザ・ワールド・イズ・マイン」を実写化してやろうと
物語の形式は「TWIM」、演じる柳楽の見た目は「キーチ」、相手の喧嘩スタイルを見ただけでモノにしていくところは「SUGER」「RIN」か？
全編を貫く暴力の生々しさや地方感なんかも新井英樹の作家性と近い
新井英樹読者としては前述の願望を以前から抱いていたわけで、それをこういう形で上澄みだけでも現実にしてくれただけで満足である
