久しぶりに観たんですが、やっぱり見事な短編でした!
ユニコーンの入った"箱"を奪う者と守る(?)者。寒々しいロケーション(作品舞台は確かロシア)にチェイスシーンが彩る興奮。カッコ良くも可愛くもない(失礼!)ロボットか、ドロイド一体。一切詳しい説明抜き(何故ユニコーンを奪い合うのか?またはどんな価値があるか?)で映画は展開してくんですが、うまくこちらの想像力を刺激していてホントに脱帽。余韻を残すラストシーンも含めて大変大好きです!
カール・リンシュ(本作監督であり、『47RONIN』の人)はリドリー・スコットが認めた逸材だけなあって、映像やミステリーの扱い方が巧いです("マグガフィン"の見せ方も)。尚更これの長編版がデビュー作なら良かったなあ…企画頓挫みたいだけど、どこかで復活してほしいです!
あとこれは映画を志す人間には見てほしい!ショートフィルムでこれだけ見事な完成度を見せてくれると、作家魂を触発されることは必須と思ってます(現にボクも学生時代にゾンビ映画を撮ってたので)。勿論予算の問題あれど、イーライ・ロス(『ホステル』シリーズ)がテクを使ってそれっぽさを払拭している映画だってあるんですから(『イングロリアス・バスターズ』内のニセ映画「国家の誇り」)、良い教材にもなれるはずです!
長くなりましたが、オススメ!