さすがハリウッドらしさのある迫力のある映像音響で巨大なオイルリグを舞台に史上最悪級の原油流出事故を描いた傑作
メキシコ湾沖の事故はニュースで大きく報道されたが、実際はどういう経緯で起きたのかは知っている人は少ないんじゃないだろうか
BP社がコスト史上主義で現場にプレッシャーがかかっていたことは想像に容易いが法廷で糾弾されるシーンがなく若干カタルシス不足が満点にしなかった部分
あれほどの危険に囲まれた状況下で11人の犠牲者にとどまったのは奇跡とすら思える
仲間を助ける為に自分の持ち場に戻り自己犠牲を貫いたクレーンオペレーターに目頭があつくなった。
生存者が救助された船上で主任に点呼され祈りを捧げるシーンが印象的
映画として十分成立しており満足できる作品だった
映画で描かれたエピソード以降に油井の封じ込め作戦が行われているのだが、これもプロジェクトXになるようなストーリーなのでしょう