タイトル通りデスゲームの映画です。
この手の作品にしてはスコアが高いんで期待してたんですよ、ホント。
…だめでした!
キャストはいいんです。特撮俳優出てるだけあってアクションも悪くないし、演技もそこまでひどくありません。
でも演出と脚本があまりにもおかしい!
映画開始して即ゲーム開始なんですよ。お決まりの「ここはどこだ…?」みたいなの無し。「ゲーム開始です」の合図で誰も何の疑問も無くゲームを開始します。ありえない!
サッと主人公を出し抜いた女性が、次のシーンでは主人公に対して「生きてて良かった!」的なことを言うんですが、一体どういう心情なのかと。主人公もなんとも思ってないのがすごい。
座ったら腕がガチャリの椅子とか、明らかに見たらわかるのに、なんで普通に肘掛けに腕のっけてんだよ!とか、「コイツを殺されたくなかったらソイツを殺せ!(全員何の関係もない他人)」という意味が分からない脅しとか、他にも多々おかしな場面があります。
ありえない描写、ありえない展開、そして伏線も何もないような後出しの設定。クライマックスは「はぁ?」言わずにはいられない感じになります。
デスゲーム系の作品は設定自体が現実離れしているので、その他の部分をどれだけ現実味のあるように映すかが重要だと思っているんですが、本作はその対極に位置しています。
期待していただけに本当にガッカリしてしまった作品です。ゴメンナサイ。