英国ホラーだから、血みどろだけどどこかお話に品格があるというか。人肉食が趣味の占い師の主婦と、それがダメだと理解しつつ、妻を愛するあまり共犯だった夫が逮捕され、精神病院に入っていたが、退院したところから映画は始まる。
15年経って、全然治ってないのに退院した女性。長女は夫の連れ子で普通だが、次女は夫婦の娘なので、彼女もカニバリスト。長女に恋した精神科医の青年も交えて、ただの不良娘と思っていた次女の服に血がついていたことから、徐々に核心に迫っていく映画。あらすじだけ書くと、90分もない映画なのに、それでもなんでこんなに時間がかかるんだろうという気がする。
妻を愛する夫の演技が良かった。妻が人肉食を再開したと知って、ショックを受ける顔とか、B級映画にしては素晴らしい。