女が自分のカラダ1つで、男をたぶらかせて大金持ちになろうと企む、って考えだけで血圧が上がるわよ!
それを、淫行逮捕歴もものともしない映画史上最高の変態監督:ジャン=クロード・ブリソーが完成させたんだから、観に行かない訳にはいかないわ。
オープニングは、「無観客」に見える舞台で素っ裸でまんこに手を入れながら悶える黒毛ストリッパーのパフォーマンス。
「感じるのに限界」「もっと稼ぎたい」って思ってた彼女を、ブロンドの女が「あなたの演技ステキ」と声をかけてきて、じゃあ、アタシたちの肉体で男から金を巻き上げようということになる。
「ヤるなら今からよ」と、地下鉄で服を着たままブラジャーやパンティ脱いで男たちの感触を掴んだ2人は、大企業の面接に向かい見事就職。ことあるごとにレズシーンやケツ丸出しと、おそらく日本のAVでもやらないような観ていてイタ過ぎるシーンのオンパレードで、逆に新鮮だったわ。
予算があれば、パゾリーニを超えるようなもっとたくさんの登場人物やシーンが撮れたんじゃないかなって思うけど、その中途半端な作りでさえ、本気の演出の連発で、メキシコ時代のブニュエルにも通じる凄みを感じて濡れたワ
確か、この映画か、この次の映画に出た女優からセクハラで訴えられたはず。
そのエピソードでも映画に対する本気が伝わって凄かったわ。