ひめごとの作品情報・感想・評価

「ひめごと」に投稿された感想・評価

JaneDoe

JaneDoeの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

モチーフに頼り過ぎな印象
フレーム内はセンセーショナルだが、それ以上のものが感ぜられず
ラスト近くの過剰な演出と音楽も鼻に付く
ただ、ラストのあの再会に伴うビターな感覚は好きだ。もっとも、ナレーションを持続する為に沈黙が弱い気もしたが
kana

kanaの感想・評価

3.1
ラストとても好み。監督の意図は汲めていないけれども、女性が強くあろうとする姿、強がる表情はたまりらない。
鶏糞

鶏糞の感想・評価

4.3
全編にわたってオカズになるシーンばかりで抜ける上にストーリーまで面白いというフランスからやってきた走攻守全て揃った最強の刺客。レズレズお姉さんことサンドリーヌとナタリーが女の身体を武器に社会の階段をのし上がろうとする。快進撃を続ける二人だがその二人の前にラスボスこと鬼畜変態御曹司クリストフ閣下が立ちはだかる。フランス映画としてもAVとしても使える二度美味しいピンクスルメ映画。
Qun

Qunの感想・評価

3.0
ストーリーテリングな作品でありながらも、つきまとう不穏さに興が乗ってしまう。 踊り場の隅に突如として現れる三角の影(死神?)が気が違って良い。乱交の館で、最後に引き摺られてゆく、幾人もの下半身だけ見える小部屋が異次元にのまれるような怖さ。キャストの顔が、なるほどな!という皆それっぽい顔してた〜。
水の街

水の街の感想・評価

4.1
恋を操る、裏口からの入りが、人の心を簡単に炙り出し、“憎しみは愛”と、制御不能の怒りまで追い詰めるスリル。神を裏切る快楽主義者をラスボスに、二人の女が、人生という生と死の狭間の、肌よりも深い、自由な、ゲームへ。女性の裸こそ、美の根源なのではないかと思うほどの、官能的な曲線。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.0
2017.1.6 DVD

前半の露骨で露悪的でもあるエロから、後半の耽美で神々しくもあるエロスへの転調には狐につままれた感が否めないが、全体を通しては楽しめたし、鳥などによる意味深な演出も面白かった。徐々に成り上がっていく女の子が全裸の時より服を着てる時の方が魅惑的だったのも興味深い。
noriko

norikoの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヌーヴェルヴァーグの映画作家たちを生んだ、フランスの映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」。
その2002年NO.1映画が本作です。
監督は「白い婚礼」で当時17歳のパラディ様を脱がしたロリコン。
という前情報だけで本作を手に取りましたが、驚きすぎて腰が抜けそうでした。

軽いポルノですね、はい。
はじめから5分ほどの尺を割いて、女性のストリップを美しく、官能的に、芸術的にとらえます。
確かに見ごたえはありますが、全裸で露骨な一人遊戯をされても興ざめです。
ストリップをしているのは、ナタリーという女性。
そのストリップ劇場でバーテンダー見習いをしているのが、サンドリーヌ。

訳あって二人は一緒に暮らすことになります。
ナタリーに感化され、サンドリーヌも女の武器をフル活用して、のし上がろうとします。
女を利用しまんまと就職した二人。
一人また一人と上役を陥落させ、最後冷酷冷徹な若き社長に挑む!という話です。

悪女対悪魔。
あぁ、女は弱い生き物というか、やっぱり情に弱いんです。
男のように肉体、利益、愛を割り切れないのです。
だから、女は破滅するしかないのですが、その破滅の仕方が格好いい!

話を元に戻すと、まずナタリーが鬼畜社長に溺れて、彼に操られます。
ナタリーに価値を見出さなくなった鬼畜は、ナタリーをいとも簡単に捨て去ります。
そして実父親を黙らせるため、サンドリーヌと結婚をします。
けれど鬼畜が愛しているのは、実の妹のみ。
彼女だけを愛し、彼女だけを守る。
初夜に、あの鬼畜はサンドリーヌの前で妹の体をなでまわして、官能的な表情をするんですよ!
挙句ふたりで乱れ始めて。
鬼畜に惚れたサンドリーヌはもちろん号泣。
で、あの鬼畜はサンドリーヌを見限る=私、激怒!

通常なら鬼畜最高と言いたいところですが、生憎あの鬼畜には胸毛がない。
だから心が動かされない。
それどころが、ロリータサンドリーヌに入れ込んでいました。
舌たらずで幼い顔、でもやることは大胆。
彼女は全裸で乱れるよりも、服を着ているほうがエロい。
あの強烈な色香は、女でもクラクラしますよ。
挙句のウィスパーボイス。
やっぱりこの監督はロリコンの変態なんだと思いました。
ゲンスブールと合いそう(笑)

そのロリータちゃんに魅せられた私は、はじめから彼女の味方。
途中ナタリー邪魔だなぁとか、妹うざいとか、鬼畜くたばれとか罵りながら、一心に彼女の幸せを願いました。
結果としてサンドリーヌは、棚から牡丹餅。

ド腐れ鬼畜を撃ち殺したのはナタリー。
二発撃って自殺しようとするも、鬼畜がとどめの冷酷な台詞をはきます。
ブチ切れたナタリーは、全弾男に撃ち込みます。
最高にいい音!
最高にいい殺し方!
そして最高に恰好いい破滅の仕方!

未亡人になったサンドリーヌは、会社の実権を握りたくましく生きていきました。
めでたしめでたし。
と私のためのスーパーハッピーエンドでした。

総じて、結構えげつないことやらせていると思います。
一人遊戯、露出、野外遊戯、レズビアン、複数、近親相姦、乱交。
それをもっともらしいドラマにしているのですから、さすがの手腕だと思います。
けれどやっぱりかなり過激なので、確実に人を選ぶ作品です。
ご注意あれ。

因みにちょっと調べました。
この映画のオーディションで、実際に女優たちに一人遊戯をやらせたよう。
もちろん監督自身も。
それで果てることのできた二人を起用したみたい。
監督は、このオーディションで性的虐待を受けたと訴えられて、有罪判決になったようです。。
当たり前です。
その経験をもとに監督したのが次作「はじらい」。
うーん、めげない(笑)
そういう映画を一流文芸誌がNo.1に選ぶのですから、フランスは本当に性に寛容な国なんですね。
お得意のエロサスペンスで、まぁまぁ面白かった記憶しかない。
りか

りかの感想・評価

4.5
エロではなくて耽美。
オープニングは衝撃的。
あっという間に見れてしまうほど引き込まれます。

パリの場末のバーで過激なストリップショーをしているナタリーに魅せられる若きサンドリンヌ。2人は次第に近づき、共犯者となり快楽によって男をひざまずかせることに没頭していく・・

まずショッキングなオープニングにビックリしてこのまま見続けて大丈夫かなと思ったところでサンドリンヌのロリータボイスにやられました。
なにあの声?天使かなんか?
ナタリーの女優さんのシャム猫のような眼差しとサンドリンヌのロリータボイスがツボ。
セックスシーンが不思議とそんなにエロく感じない不思議。

気高いものが堕ちる瞬間にこそ恍惚としたエロティシズムがある気がしました。

すごいぐいっと惹き付けられたのに、ラストシーンがなんかもうちょっと余韻を持たせてくれたらもっとよかったな~
TaT

TaTの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

変態映画と聞いていたけれど、そこまで過度な描写はなく、耽美な世界(特に饗宴のシーンの絵画的美しさ)と作り込まれたシナリオに魅了されました(シナリオに引っ掛かっかる部分があったので2度鑑賞)。 

冒頭から度々出てくる死神的存在と鳥。「今振り返るとナタリーの意図は明らかだ」と語るサンドリーヌ。恋人の存在を頑なに隠すナタリー。あっさり採用される面接。ほとんどがサンドリーヌと出会う前からナタリーが仕組んだことだと思うと「マルホランドドライブ」的合点がいくことが多々あり、色々考えた後ネットで答え合わせをしてみたら同じ様な考えの人がちらほら。 
結局最初からクリストフの手のひらで転がされていたと思うと怖い...。でも、クリストフにとってはナタリーの狂気は予想外だったのでしょう。金を数えてるときとか完全にぶっ壊れてましたからね。 

ラストの全てを手に入れたけれど虚しさを抱えたサンドリーヌと狂気から再生したナタリーとの対比も良かったです。 
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