LEONkei

肉体の罠のLEONkeiのレビュー・感想・評価

肉体の罠(1964年製作の映画)
3.0
人間は背徳感に苛まれる事で快感を得てしまう弱い生き物、それは欲望の最果てまで逃れられない戒めと成る。


冒頭から九分九厘中途半端な昼メロポルノの様で耐えられなかったが、そこは〝ラス・メイヤー〟最後の最後で単なるポルノで終わらなかった。

人里離れた一軒家にブロンドの若妻が真昼に寂しそうに一人佇んでいたら…、仕事に出掛けた夫は大事なことを忘れていた。

夫が食べる中身の無い味気ないサンドイッチも、一番美味しい中身の部分を妻は一体誰に食べさせるのか。


其れにしてもラス・メイヤー作品は低予算だからなのか同じ俳優をよく起用しているが、その中でも〝ハル・ホッパー〟の下劣で憎々しく汚らしい演技は反吐が出そうなくらい素晴らしい..★,
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