このレビューはネタバレを含みます
久しぶりにスピルバーグの映画でワクワクした。
金田のバイクとデロリアンがチェイスして、ラスボス前の乱闘はネットゲームのイベントや祭りそのもの。
シャイニングのホテルでの謎解き、チャッキーによる多数のログアウト。
オーバーウォッチ、ヘイロー、ストリートファイターなどなど、あげればきりのないキャラクター達がぶつかり合い、ラスボス前の大一番でガンダムとメカゴジラがぶつかり合う。
ニューオーダーのブルーマンデーがクラブで流れ、最後にはあのゲーム機が登場するなんてオタク心をくすぐり続ける作品。
過去にポップミュージックやゲーム機など新しいカルチャーが出現したことによる世の中の変化とVR技術の出現による世の中の変化をうまく照らし合わせてどの世代にも響くような内容になっていた。
上映時間が150分あるけれど、これでも短くまとめたほうなのではないかと思う。いろんなキャラクターやネタ、謎解き要素、友情・恋愛という3つの要素を全部150分に盛り込もうとした結果、それぞれの感情の機微が分かりづらいというか、ずいぶんあっさりしているように感じた。
おばさんの死やアルテミスと恋に落ちるまでの流れなんかがけっこうあっさりだった。
それから、最大のメッセージであるVRもいいけど現実も大事というメッセージもちょっとあっさりだったのが少し残念かなと思う。
でも、これを一本にまとめたからこそノンストップで楽しめる内容になっていると思うので、映画、ゲーム好き以外にも観て欲しい作品だった。
今度は家でじっくりキャラクターを探したい。