きよみず

レディ・プレイヤー1のきよみずのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0
#2018-30 IMAX3D
正直なめてかかったら、予想以上の面白さで大満足。見るならIMAX3D一択。

創設者ハリデーとコンプレックスをかかえ仮想世界に逃げたキャラクター達
の構図が
スピルバーグと観客/オタクに重なり、そんなオタク達の背中を一押しするのはスピルバーグらしい。
もとより、ハリデー=スピルパーグであり、スピルパーグからのオタク達への映画。
サイモンペッグもこの映画には必要不可欠で、役の説得力が違ったし、何よりストーリーの着地点がオタク達の真髄をついていて感服。
最後のマークライランスを通したハリデーのメッセージもスピルパーグのメッセージでもあって涙必至である。
アルテミスがコンプレックスを乗り越えアバターに反映させるカットは更に涙。

実名を使ってしまう恐怖などSNS社会を意識したメッセージであったり、街中でVRに熱中する姿は一時話題になったポケモンGoの問題を彷彿させ、さりげなく突っ込んでくるのはお見事。

元ネタ探しには終わりがないだろうし、ビジュアルだけではなくストーリーの根幹も色んな映画を連想した。
ただシャイニングは見ておかないと、主人公に突っ込まれる。
きよみず

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