JTKの映画メモ

レディ・プレイヤー1のJTKの映画メモのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

全くのノーマークだったこの作品、何気に観てみたら「ジョーズ」「未知との遭遇」と並ぶスピルバーグの傑作だった。
時は2045年。荒廃した世界で人々はヴァーチャル空間「オアシス」で別人格アバターを纏い、ある目的のために競い合っていた。
その仮想空間に出てくるものといったら、ゴジラは出るわバットマンは出るわガンダムは出るわキングコングは出るわジュラシックパークは出るわデロリアンは出るわ、てんやわんやの大盤振る舞い。
さらに大きくはキューブリックの「シャイニング」から地味〜にオーソン・ウェルズの「市民ケーン」まで、過去の映画のオマージュ&映画愛に満ち満ちていて映画好きにはたまらんシーンの連続。
もともと仮想現実だった「映画」という表現形態が、何でもかんでもCGで映像化できるようになった今だからこそ成し得たひとつの到達点ではないか。(ちと褒めすぎかなw)
やはりアレですな。永遠の少年スピルバーグは背伸びして大人なドラマ、例えば「シンドラーのリスト」とかを無理して作るより、こういった老若男女楽しめる徹底したエンタメの方が100%本領を発揮出来ると思う。
無心になって楽しめた2時間20分でした。