空廻

レディ・プレイヤー1の空廻のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.4
これは沢山の人が“報われる”映画だ。

膨大なエネルギーと時間をかけて映画やゲーム、アニメを作ってきた製作者はきっと、今回スピルバーグ監督に愛を持ってピックされて報われただろう。

今までエネルギーと時間をかけて映画やゲーム、アニメを観てきたいわゆるオタクやフォロワー、愛好者は今作をより深く、細かく楽しむ事が出来て報われただろう。

何かをする事に対して“報われる事”を求めてはいけない風潮がある。
それでも報われたいと思う気持ちは自然だ。愛が深ければこそ、エネルギーを注ぎ込んでいればこそ、それが世間に褒められるかどうかも不安なものであればこそ。

だから、製作者はその欲望を、同じように愛を持ってエネルギーを費やし、知的欲求を満たそうとする同志(ファンや参加者)の為に隠す。

そこで両者が出会った時、互いが報われる。

そこでお互いから出る言葉は“ありがとう”。それが全て。

あらかじめ予備知識あればよかったー、とかもっと細かく探しておけばよかったーという方もいらっしゃるだろうが、

いりません!(笑)

何故ならこの映画は加点方式だから!
知識なくても楽しめますから!
必要なのは愛ですから!

ただし!4DXをオススメします…!
メチャクチャ最高…。親和性抜群。

あらゆる僕達を喜ばせてくれる為に開発された技術や作品、アイデア、愛に感謝しながら、僕達はそれぞれに愛を持ってこれまで以上に触れていこうと思いました。

あと大事な要素の1つ。
結局どんなエネルギーや努力や勇気も“報われる”というのは夢やVR、ゲームの世界ではない。
現実の中でだけなんだという事ですね。

感謝感謝。4DX最高。
空廻

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