てつですが

レディ・プレイヤー1のてつですがのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

IMAX3Dで鑑賞。
オタク魂マックスの映像体験が凄すぎて、最高ではあった。
けど、もう完全に近未来の終焉した姿でしょ。
登場人物と同様にVRゴーグルさながらに3Dメガネを掛け、極上の映像体験を味わう、映画館いっぱいのお客は、作品内の徴収センターに収容され強制労働される人間と何ら変わりなく見える。
3Dメガネを掛けながら隣の人間に刺されてもおかしくない、という恐怖感をリアルに感じて、人間関係はどんどん希薄になり、文脈を想像できず、結果だけでしか構築されない世界へと進んでいるのをリアルに感じた。
主人公たちは幸い人のつながりに恵まれていたが、下手したらサイコホラーにしかなり得ないよね、これ。
だからこその『シャイニング』にしか思えなかった。
そしてスピルバーグは完全にこの映画の中にハリデーとして生き続ける気だ。
これも1個間違えばサイコホラー。
てつですが

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