再鑑賞
いわゆるオタクと呼ばれる人やコミケに行く人達だけでなく、一般の人たちもアニメやキャラクターをアイコンにして楽しんでいる(自分も含めて)この現代にフィットする作品だと思った。
オアシスで皆がそれぞれに好きなカルチャーで遊んでいる姿は正に我々自身。
ストーリーもサブカルチャーを愛し楽しむことを肯定しているため見ていて心地よい。
映像に目が奪われがちだが音楽の使い方も上手く、オープニングの「ジャンプ」はもちろん、近年80'sリバイバルでは聞き馴染みのある「ブルーマンデー」も定番として外さない。また効果音も高揚感のスパイスとなっている。
しかしながらストーリー自体に新鮮さは感じられないのが残念。また、オリジネーターとフォロワーの関係性についても腑に落ちないと感じてしまう。
劇中の登場人物達同様にイースターエッグを探すかの如く、映画で使用された元ネタを皆んなで話し合うのが一番の楽しみ方かもしれない。
マイナスなことも書いちゃいましたが例のロボットのとこは燃え上がったし、映画のシーンもあまりの再現度に声が出そうになるくらい興奮したのでスピルバーグにまんまと踊らされたってことです。
ところでjoy divisionのunknown pleasuresのTシャツって映画でよく見る気がする。