このレビューはネタバレを含みます
ブランデーをガバガバ飲みながら。
製作者が影響を受けた作品への愛が存分に詰まっている作品だった。沢山の作品の断片で生きている人の映画だなあ、と。最高。
2つ目の鍵のシーン。自分では成就することが出来なかった、踏み出すことが出来なかった相手との思い出を他人に追体験させ、更にそこを成就させることで鍵を手に入れる。どこまで自分を俯瞰していたらそんなゲームが作れるのか。
ゲームを愛する不器用な男にも、その男と共にいようとして上手くはいかなかった男にも泣かせられる。
各々のキャラクター人物の関係性と距離感が、かなりギークな人間のモノであったと思う。しかしだからこそ、私には生々しく受け止められ、心震えてしまった。良い物を観た。有難う御座いました。