esuran

素晴らしきかな、人生のesuranのレビュー・感想・評価

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)
3.8
深い闇に、光がさすことはあるのだろうか。

ウィルスミス演じるハワードの慟哭。

深い哀しみの淵にいる彼に、
手をさしのべようとする同僚たちと、
時間、愛、死、を代弁する「役者」たち。
設定がすごいが、
それ以上にキャストが豪華すぎる。

あの手この手やっても、
ハワードの深い闇を思うと…胸が痛むのだ。
自分だったら立ち直れるのだろうか、とか。

豪華キャスト陣の奮闘とか、
印象的なメッセージがポンポン飛び出すんだけど、
ハワードの気持ちになると
なんか、ため息しか出なかったナァ。

つらかった。

象徴的なドミノ。メタファーにしか思えなかった。
うん、結果的に
人生は素晴らしいとは思えなくて、
終始悲哀漂うウィルスミスの泣き顔しか思い出せない。
esuran

esuran