このレビューはネタバレを含みます
フランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉人生!』をイメージしていたが、どちらもクリスマスに見たい映画ということ以外は特に関係がなく拍子抜けしてしまった。
「愛・時間・死」といった3つの抽象概念を軸に話が進んでいくのだがこれらを擬人化するというアイデアには意外性があり、自然と引き込まれていきました。これらの抽象概念を3人の舞台俳優と3人の同僚が台本や演出を考えハワードに対して演じるため、彼のために言葉が選ばれていて発される言葉の一つ一つが心に刺さりました。提示された伏線も丁寧に回収されていてまとまりのある柔らかい映画でした。