ちょっと何かが物足りない気がする。
良い話、良い映画だとは思えるのだけど、主人公は失意のどん底にいるのに、なんとなく周りの仲間の対応が冷たく感じられた。
現実的に考えて彼らがとった行動は間違ってはいないと思うけれど、どこか悔しい気持ちになる。
「素晴らしき哉人生」を連想させる邦題であることが悪いような気もする。
とはいえ、映画館で1人でボーッと観るにはもってこいな作品。
雇われ役者三人(愛の役、時間の役、死の役)のセリフは、生きづらい気持ちを味わったことのある人には少し響いてくるものがありそう。
和訳によって自分の中での映画の良し悪しが別れるなら、もっと英語を勉強しておけばよかったと思った。