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コード60 老女連続殺人事件のTMのレビュー・感想・評価

コード60 老女連続殺人事件(2011年製作の映画)
2.9
殺人鬼はまず洗面所に向かう。そして出てきたときには、もう手遅れだ。

バルセロナで三人の老女が連続して絞殺される事件が起こった。人手不足の殺人課に応援として配属された窃盗課の女刑事エバは、優秀な推理で犯人像を絞りこんでいく。
だが殺人課の上司ビダルは彼女の有能さを認めず、なぜか二人は対立してばかり。そうこうしている間にも殺人は止まらない。

見終わってから実話ベースだと知った。物騒な世の中だなぁ。
一人暮らしで近親者のいない老女ばかりを狙う連続殺人。犯行現場からなくなった金品はなく、犯人の目的はただ抵抗できない老女を殺すこと。うん、純粋に怖い。
犯人は誰だ!?って警察目線の犯人探しをするのがメインじゃなくて、犯人と警察の視点が交錯してて、犯人が誰かは早い段階で判明する。
そっからそろそろバレるか?捕まるか?っていうハラハラを楽しむ系なので、「おばあちゃん逃げてー!」って言いながら見てた。

異色なのが、なんか過去がありげな警察の上司と部下……。こいつらの男女関係絡めて来るので、もうそっちはいいから!ってなる。
なんで老女殺人事件に警察のプライベートを絡めてくるのか?話を無駄にややこしくしないでほしい。個人的にそこほんと減点。
犯人と警察の微妙なニアミスとか、おばあちゃんを殺そうとして逃げられるとことか、なかなかにスリリングで緊迫感あって好きだったんだけどなー。
最後の最後で、その終わり方はないわ!ってなって勝手に憤ってた。
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