モダンホラーの帝王スティーブンキングのライフワークと呼ばれる本作、数年前から実写化の噂はあって頓挫したりなんやかんやあった後の満を辞しての実写映画化ですよ！これはスティーブンキング好きの端くれとしては観にいかないわけにはいかないだろうと！感想を一言で言わせてもらうと
こんなのダークタワーじゃねえっ！
ダークタワーってさあ全7部構成で日本の文庫本だと16冊っていう大長編なんだよ！？それが実写化すると上映時間95分…？短っ…製作陣ヤル気あんのか！結果として映画の尺は全然足りてなくて駆け足でダークタワーっぽい事をやろうとしてるだけの映画になってる…いやしかし長々と続けた挙句にハッピーエンドではなく全然釈然としないラストに終わった原作を思い返すと95分でキッチリと終わらせてくれたこの映画に我々は感謝するべきなのではないだろうか…？これ続編とかあるのかな…？
自分の大好きなローランドがコーラ飲んでめっちゃ気にいる場面が実写化されててそこがカルチャーギャップコメディっぽくて楽しかったしローランドのアクションシーンはかっこいいとかいいところももちろんあるんですよ！マシューマコノヒー演じる黒衣の男のただのマシューマコノヒー感はヤバかったけれど
あとは全体的に用語の解説が弱い…ガンスリンガーの定義付けもしっかりとしないのにローランドはガンスリンガーだ！いや！違う！みたいな話しててどうなのって感じ、原作未読者には不親切でスティーブンキング作品のファンには食い足りないみたいな感じが全体に漂ってるんですよね〜
輝きとかペニーワイズとかスティーブンキング用語出しとけばスティーブンキング信者が喜ぶと思うなよ！「shine」連呼しててうるせえんだよ！シャイニング観に来たわけじゃねえんだ「ダークタワー」が観たいんだよ！
3時間越え作品の3部作で観てるこっちが胃もたれ起こすようなそんなコッテリとしたダークタワーが観たかったです。
