皮肉だったら
優しい人
遠い目のままで
抱きしめる
語る言葉の滑らかさ
止む頃にはきっと
懐かしい
不安だって
時には輝きを担う
願うことなく
ただそっと頷くように
この身に沁みる
貰う分だけ
大袈裟に撒く
順番じゃなくても
巡って誰かには咲く花束
悲願だったら
優しい人
丸い目のままで
追いかける
渋る奇跡の美しさ
待つだけではずっと
頼りない
自由だって
時には正しさを奪う
衒うことなく
ただじっと羨むように
瞳と黙る
光る分だけ
何度でも鳴く
永遠じゃなくても
遺っていつかには足る約束
点滅に合わせて
瞬きをすると
どっち
不安だって
時には輝きを担う
願うことなく
ただそっと頷くように
この身に沁みる
貰う分だけ
大袈裟に撒く
順番じゃなくても
巡って誰かには咲く花束
