べるーし

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのべるーしのレビュー・感想・評価

3.8
新作公開記念に。実は今回が初見。あまり期待はしていなかったが期待値を大きく上回ってくれて満足した。


四人の高校生は居残りの罰を喰らう羽目に。そこで彼らは居残り部屋に置かれたゲーム機「ジュマンジ」をプレイしようとする...が、なんとゲーム内に吸い込まれてしまう。ゲーム世界のジャングルに迷ってしまった彼らは果たしてゲームから脱出できるのか?


前作「ジュマンジ」ではボードゲーム、そして今作ではファミコン風ゲーム。その点は大胆な路線変更で面白かった。まず前作と同じ事をするよりかはその方が続編として余程有意義。そしてこれが滅茶苦茶面白い。

序盤は「ブレックファストクラブ」的な落ちこぼれの出会いから始まり、ゲーム世界での冒険を通して四人の仲が深まって行くというもの。まじジュマンジ、いやまじブレックファストクラブだなこりゃ。

四人らはゲームキャラとなるがそれがロック様だったり豊満ボディだったり....
しかもゲームらしく弱点や特技が設定されている。

最初こそはゲーム内での姿に困惑するものの、最終的にはそれぞれの特技と弱点を活かして奮闘する。まさに王道で胸熱でした。

何よりもロック様。一昔前のシュワちゃんを彷彿とさせる程にパワフルな脳筋キャラとして描かれているのがもう楽しくてたまらない。やはり肉体派スターは眼の教養になりますねぇ。

というか、ロック様とシュワちゃん主演で「SF超人ヘラクレス」の続編をやってくれ〜!!()

その他のゲームらしい点はステータスが表示され確認出来る、敵キャラを倒すと爆発、成る程その手があるか。と感心させられる特殊効果の表現が面白い前半。

しかし、後半は目新しいものが半減しやや退屈。ただのアドベンチャー映画っぽくなってしまったのが少し残念。終盤こそゲームキャラ故の特性を活かしていたが、前半に比べるとそれはそれは少ないので不完全燃焼気味。まぁ、許せる程度の退屈さか。


ブレックファストクラブ的な切り口から始まり、旧作とは全く違う新しいジュマンジの冒険。前作の雰囲気を懐かしむ為に作る続編よりもこうした新規ファン向けの続編の方が意外とヒットし易いのかも?

続編は多分来週観る。期待します。
べるーし

べるーし