180211.自宅鑑賞。普通に面白かった。
序盤の語りのテンポの良さから気分は上がる。ノリの良さで視聴者なんて完全に馬鹿にしている主人公。伝えている事の重要性も真偽もどーだって良い。
そういった過ちを放送ジャックとのやり取りを通じてちゃんと見せている。
投資は自己責任でしょ、なんて愚かなという事はジャック犯の嫁さんが辛辣にぶつけてくる。彼に同情したくなってきたところで、株暴落の話も実は良くある話ではなさそうだとなってくる。
話運びに無駄がなく、終始テンポが良く、緊張感も伝わった。
そして各所への皮肉、皮肉、皮肉。クソなキャスター、クソな投資会社、トップがいなけりゃ何も判断出来ない社員、自分の仕事に責任を持ちたくないプログラマー、そして銃社会に、クソな警察ども、ラストは何も学ばない国民に対してもという感じなのかな？
後味の悪いラストということも承知で、視聴者役にも、言葉ないシーンが映し出されている。けど少し間を置いて何事もなかったかのように動き出す。
成長したのは、少しだけ誠実になったであろう主人公と、それを支えていくジュリアロバーツさん。物足りないのはその成長部分くらいかな。
