レビューし忘れてたシリーズ
劇場で観た時に「純粋に役者目当てで来たのは初めて」とか「久しぶり」とか言っていた人々がいて、自分も然り、この映画は役者がめちゃくちゃいい。みんな暖かみがある。鈴木卓爾さんとは不思議なつながりがあって、お会いしたことはあるけれど、劇場で拝見するのは初めてだったので嬉しかった。しかも最高の演技。
この映画、特に劇的な何かは起こらない。しかしそれ自体が劇的で、なんだかあのゆるさは息苦しい社会のアウトサイドにある気がして、こういう余裕を持った映画をいまつくれることに純粋な笑みが溢れる。
余裕、というのは内容云々だけではなく、媚びがないことも含めて。
クセになるのでDVD欲しいです。