からかす

マグニフィセント・セブンのからかすのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
4.0
「荒野の7人」の現代解釈を加えたリメイク、

なんといっても出てくる用心棒7人のキャラクターが良い。
特に美味しい役どころなのはクリスプラット演じるファラデー。
弁が立ち決して正義感だけの人間にあらず
二丁拳銃の使い手でギャンブラーなんてちょっとカッコよすぎ。
他にもイーサンホーク演じるロビショーや
マヌエル・ガルシア=ルルフォ演じるバスケスも良いキャラで
多民族感も今風解釈といえばその通りなのかなと。
ある意味では「ジャンゴ 繋がれざる者」の潮流を受けた感じもある。

ただその「ジャンゴ」に比べると
敵キャラ、倒すべき相手の魅力に乏しい。
そりゃデカプリオやサミュエルLジャクソンと比較するのは酷だけど
やっぱり倒した時に達成感がないとちょっと物足りない。

西部劇アクションとしてはやはり「荒野の7人」よりは上。
これは素直に懐古主義なんか出さずに
どう考えても本作の方が派手だし見栄えする作りになってる。
単純に痛快娯楽西部劇として楽しい内容だと思う。
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