このレビューはネタバレを含みます
射抜かれたよ、心臓を。
これはカッコよすぎるでしょ!!
カッコイイと言っても、イケメンが出るから…とか、
そんな次元の話ではないです!!
7人の男達の生き様が、心臓を揺さぶり魂に響く。
はぁ〜たまらんッ!!!
顔の造りが二枚目とか三枚目とか関係ないッ!!
金の為じゃなく、例え命を落とそうとも、
己がやると言ったらやる。
無謀とも思える状況でも勝つため戦略を練り、
少しも手を抜かず、全力を尽くして成し遂げる!
動機もわりと重要じゃなくて
「アイツが行くなら俺も行く」
「面白そうだから乗ってやるよ」
とか、そんな感じなのも良いですよね。
ガッツリ動機があった人もいますけども…!
こういうものを観させられると…
羨望とか切なさとかグワっと胸に込み上げてきて
たまらない気持ちになりますね。
7人が7人とも大好きになります!!
▲リーダーのサム・チザム(デンゼル・ワシントン)
全身黒ずくめで馬も真っ黒、すごい貫禄でしたね!
早撃ち姿がカッコよくて痺れました!
拳銃をホルスターに差す時、通常とは逆に差します。
これは南北戦争で騎兵隊がとったスタイルだそう。
拳銃の扱い一つとっても人となりを表していて、
西部劇ならでは!といった感じですね。
▲ギャンブラーのファラデー(クリス・プラット)
2丁拳銃使いでトランプマジックが得意。
陽気なムードメーカーって感じでした!
二枚目なのに何故か漂う三枚目感…可愛い!
銃に女性の名前をつけてるところにグッときました。
▲スナイパーのグッドナイト(イーサン・ホーク)
ウィンチェスターライフルの使い手。
ビリーとの友情がとにかく熱い…!!
南北戦争でのトラウマあり葛藤ありで
めちゃくちゃカッコイイ…
イーサン・ホークこんなカッコよかったんだ!
と目から鱗が落ちます。
▲東洋人ガンマン、ビリー(イ・ビョンホン)
銃だけでなくナイフも得意。
ナイフ捌きヤバイ、すごい!
グッドナイトとの友情が熱い…!!
カッコイイとにかくカッコイイ!!
イ・ビョンホンが全力で韓流に叩き落としてくる!!!覚悟しましょう。
▲熊おじさんジャック・ホーン
(ヴィンセント・ドノフリオ)
モフモフしたい。
ローズ・クリーク村の子どもになって抱きつきたい。
あの図体で敬虔なクリスチャンって反則でしょ?
しかも声可愛いですね!!
モフモフベストを繕っちゃう
村の女性の気持ちすごくわかる。
ほっとけないよね(о´∀`о)
▲メキシカンのならず者、バスケス
(マヌエル・ガルシア・ルルフォ)
2丁拳銃使い。
ファラデーと違い華はないけど渋くてカッコイイ!
ファラデーにメキシカンジョークでいじられるけど、
負けずにやり返してて可愛いです。
ごはんガツガツ食べる姿が男らしい!!
▲コマンチ族のレッドハーベスト
(マーティン・センズメアー)
ネイティブアメリカンの青年、弓の名手。
長老から「お前の道は皆と違う」と告げられ放浪中。
運命に導かれてる感じでいいですね!
人種問わず登場するのは現代を反映してて大変良い!
こんな個性豊かな7人です。
依頼主の女性も肝っ玉座っててカッコよかった!
元の「七人の侍」と比べるとパワーは落ちますが…
リスペクトしてるなと分かるシーンもあり胸熱です。
西部劇ならではの早撃ちシーンなんて
めちゃくちゃカッコイイので
アメリカ人でなくても心が滾りましたね!!
決戦シーンは 圧 巻 !!!!
拳銃での打ち合いとダイナマイトはやっぱ迫力違います!!!
「七人の侍」観てる人は覚悟出来てると思いますが…
全員が生き残れないのは分かっていても…
死に様には悲しく切なく感動せずにはいられません。
死に様が何よりカッコイイしめちゃくちゃ辛いッ!!
そして改めて実感することは
「七人の侍」は凄いってことですね!!
黒澤明監督の魂が国を越え、形を変え、
時代を経ても受け継がれていることが
素晴らしいと思わざるを得ません。
この作品を観て「七人の侍」や「荒野の七人」を
観てくれる人が増えますように!!