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マグニフィセント・セブンのIdeonのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
3.5
街はずれの金鉱を狙って、悪党ボーグがならず者を引き連れて住民に立ち退きを迫る。夫を殺されたエマは、街を守るため用心棒を雇いに行く。救いの手を差し伸べたのは、黒人の凄腕賞金稼ぎのサム・チザムだった。最終的に7人の凄腕ガンマンが集まり、軍隊規模の敵に立ち向かうのだったというお話。
志村喬の役回りをデンゼル・ワシントン、黒人、南米系、ネイティヴ、おまけに韓国人まで混じっている、超現代的な「七人の侍」のリメイク。さぞかし、とっ散らかった仕上がりになっているだろうと思っていたが、エルマー・バーンスタインの原曲のリズムを基調としたジェームス・ホーナーの劇伴に乗って、なかなか、しっかりした西部劇になっていた。悪役を、多少チンピラ臭いが、ピーター・サースガード一人に絞って分かりやすくなっているのも良い。紅一点のヘイリー・ベネットも単なる添え物になっておらず、アクティブに活躍して魅力的である。
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