一言で言えば [惜しい映画] でした。 良い部分と悪い部分が存在しました。 主人公は犯罪に巻き込まれるので、 スリリングな展開を楽しめました。 [物語は不安定でなければならない] は どの [小説執筆入門書] にも記述されている基本ですが、 それを忠実に実現していました。 映像、 音楽、 カー アクション、 などは一流でした。 一方で冗長な箇所も多く、 それ故 単純に高評価できませんでした。 冗長なシーンを点在させるくらいなら、 主人公の幼少期からの人生を描写して欲しかったです。 ついでに、 犯罪組織のボスとの関係も。 そうでなければ、 終盤の展開に納得出来ないひと もいるでしょう。
なお、 [ベイビー・ドライバー] は単なるタイトル詐欺で、 実際には [ベイビー] という あだ名の男性の物語でした。