モミヂラミミヂ

ベイビー・ドライバーのモミヂラミミヂのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
3.8
坊やだからさ・・・。

先に言っておくと、「カーチェイス版ララランド」じゃねーよ。
広告のミスリードなので、それは期待しない方がいいし、見当違い甚だしい。
音楽とカーアクションのスタイルで近しいのは「ブルースブラザーズ」じゃないかなと思った。

さて、見どころとしては①音楽②カーチェイス③ベイビーの坊や感
この3点じゃなだろうか。
シナリオ完璧じゃないけど、3点だけでお腹いっぱいになれるからまぁいいかな?

①音楽とカーチェイスとアクションがシンクロしているのは爽快感のあるかっこよさ。
そしてカーチェイスが最近のアクション物には珍しくCGじゃない!!
よくこれだけ音楽と合わせてアクションしたなぁ。。。
BBのメイキングでラストのカーチェイスはもう道路許可がおりないから実写であの規模はもう二度と撮れないと言ってたので、実写であのリズムに合わせて撮影するのは素人目でも見ても大変だったし、許可とかどうしたんだろ??この映画ってすごいことなんじゃないかな?
ワイスピとかウーン・・・ってなる人は必視聴。

②サントラが全部かっこいい!ま、これは聞いて見てよと。ちなみに振付師はSIAのシャンデリアの方らしい。なるほど。。。

③主人公の坊や感に激しく応援したくなる。
最初は車番組のスティグがヘルメット脱いだだけの無機質な男の子なんだけど、自我のあまり見えないベイビーから、ヒロインと恋に落ちて一生懸命な坊やになるわけです。
でも恋に落ちて行動のバグが出て物語がとんでもない方向に行っちゃうんだよね。。。
色々見てて「坊やだからさ。。。」っていうのを何度呟いたことか。笑
いや、好きだよ。
若者がひたむきに走り始めてバグが出て成長してくのは。
青春が過ぎ去りし過去として生きる者は青春を生きる若者が大好きなわけで。

ま、とりあえずBBが好きなら極音で見にくといいよ!!