内容☆3.4+音楽☆0.3+カメラワーク☆0.1
=TOTAL☆3.9
冒頭のカーアクションから街を歩くシーンにかけて、それから中盤の逃走部分のカメラワークは見物である。
どうしても拭いきれないB級感のある演出(それがエドガー・ライトの良さでもあるが)を、補ってなお余りある程の圧倒的音楽センス。
全ての効果音がBGMであり、一切の違和感もなく耳に吸い込まれていく。
ジャンルこそアクションだが、歌わずしてこの映画をミュージカル映画に仕上げた監督、キャスト、全てのスタッフの成した功績は大きい。
この映画はまさに、「映画のための音楽」ではなく「音楽のために作られた映画」だ。
