レビュアーさんのレビューで高評価の「ベイビー・ドライバー」が爆音上映会されるということで劇場で観てきました。始まる前から高まる。
なにこれ最高♡
めちゃくちゃ面白いやんか。言わずもがな音楽もとびっきりだった。ベイビー役を演じたアンセル・エルゴードが終始、魅力的すぎて釘づけ。可愛すぎる。表情が好みすぎるよ。昔起きた事故がトラウマで耳鳴りがしているけど、完璧なプレイリストを聴くと天才的なドライバーになる。そんな彼は腕を見込まれて、犯罪組織の逃し屋をしていた。
展開も、構図も、リズムも、色も、なにもかも隅々まで心踊る。脇を固めるキャストも実力派揃いで、その存在感もうまさも楽しい。ベイビーはママからプレゼントされたiPodで音楽をずっと聴いてるのだけど、その仕草が愛おしすぎてiPod欲しくなる。クルクル回すのひさしぶりにみて胸踊る。音楽しか聴けないって、なんかいい。
何もかもセンスが良いし、アクションもめちゃくちゃ見応えがあってワクワクする。
オープニングからアンセルの表情一つ一つに心を持っていかれます。デボラとの恋もピュアでまっすぐで強くて切ない。リリー・ジェームズがとびきり可愛くてDinnerで出会うヒロインにぴったり。ベイビーとデボラが可愛くてお似合いだった。デボラが車で迎えに来るモノトーンのシーンはキュンてなる。時が止まればいいのにな。
そして何と言っても里親のジョセフとの時間も素敵すぎた。キッチンでご飯を作るシーンも、エンディングに向かって老人ホームに彼を置いていくときも二人ともお互いを信頼して優しいお別れだった。レコーダーにメッセージを残すシーンの愛情に泣く。
逃走劇の最後の最後、ボニー&クライドみたいだ。警察から逃げられなくなった時のベイビーの選択も切なくて愛があって素敵だったし、裁判で彼の本質的な優しさを見逃さなかった人たちの証言と、罪を償うまで待っていたデボラの強さも大好き。
たくさんの映画へのリスペクトも織り交ぜながらエンターテイメント性も高くてニヤニヤしちゃう。また一ついい作品に出会えて、嬉しい。