ししまる

バービーのししまるのネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

例の件でちょっとトーンダウンしたけれど、やっぱりスクリーンで観たい!判断はそれからだ!ライアン・ゴズリング好きだし。

ダサいダンス踊るライアン・ゴズリング、ダサい歌を歌うライアン・ゴズリング!こんな役やるなんて、これまで想像したこともなかったけどめちゃ笑った。
ケンダムって!中2か!

ケン、人間社会の"有害な男性性"部分だけ掬い取ってきちゃって…でも自分の存在理由が無いって不安なのよくわかる。定番バービーの成功者の証が無い不安も。
多様性を意識しすぎて、凡庸であることが許されない息苦しさ。
アクが、人間社会のアクがすごいよ。あとマテル社の上層部、おっさんの集合体、どこぞの国の議員かよ、既視感ありすぎ。
「男も女も女が嫌い」ってほんとそう、最近の世相って。女嫌いの女体好き、ルッキズム批判しながら爆美女しか勝たん、みたいな。

こんなめんどくさい人間社会なのに、自我が目覚めたバービーは老いること、変化することを選んだ、あの老女が美しいと思えたから。永遠の命はないけれど、希望のバトンはつなぐことができる。生殖機能を手にしたバービーは果たしてどう生きるのかな。
あと、ケン、しあわせになれよ〜!

プロミシングヤングウーマン、PINKを思い出すなどした。
ししまる

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