無機物のような完璧さを求めて生きるんじゃなくて、完璧じゃなくてもいいから生きてることが美しいっていうメッセージに心打たれました。
男らしさや女らしさだけじゃなくて、自分らしさを求められる現実だけど、自分らしく生きられなかった時に、そこに不完全さを感じて、自分らしさがかえって呪いのように自分を苦しめてしまうと思います。
だから、「〜らしさ」を求めるんじゃなくて、不完全でもいいから生きることが無意識に「〜らしさ」を得られるじゃないかなとか思いました。
また、映画の構造上、女性が社会や家庭で感じなきゃいけない苦しみや矛盾にフォーカスされているけど、現実はもっと生々しい惨状を経験しなきゃいけない女性もいるから、この映画で語られることを知って満足するんじゃなくて、これを入り口にもっと知らなきゃいけないなと思いました。
と、ごちゃごちゃ書きましたが、映画として脚本も音楽も色彩も全部楽しめるんで、ぜひ観てくださいね！
