Z級低予算人生ぽわみ

バービーのZ級低予算人生ぽわみのネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

むちゃくちゃ苦しかった……
・女性(=バービー)!!尊厳!!!が強調されることで逆に男性の抑圧が行われてて単なる男女逆転でキツかった。バービーは女なんだけどリアルワールドの「男」の役割も与えられててさ…逆にケンも男なんだけど「女」でさ……。う……。
・ケンによる洗脳を解く方法も「女」を使って男を騙すってのがさあ…そうじゃないじゃん…それじゃ意味ないんだよ…その戦いをしてる時点で女性は既に負けてるんだよ…。性別(=セックスで≠ジェンダー)で両者を分断して対立煽るみたいなやり方じゃなくて、うう〜〜……。戦い続けます…。
・でもマーゴット=バービーのエンディングが「ケンと恋に落ちる」じゃなくて本当に良かった。女のグッドエンディングは「男と恋して結婚」だけではないよとちゃんとプッシュしたのが良い。
・この映画は別に「男は要らない」とは言ってないからそこは安心してほしい。ただ「男という性別に依存した役割分担(=ジェンダー)」が要らんと言っているだけだよ。
・最後の婦人科を受診!はねえ、大事ですよ。
・スタローンのことを単なる「マチズモ」の象徴として扱ったことだけは絶対に許さない。時間が経てば経つほどこの1点がどんどん許せなくなってくる。スタローンはイタリア移民系として差別されてきたバックがあるのにさあ…スタローンの大ファンである監督がそこを無視しちゃだめでしょ!!!「男性性の強調」をするのに何でわざわざ人種差別と闘ってきた人を選んだの?マジで腹立つな…。
・バーベンハイマーも許さない。