女尊男卑ものかなと思ってたら良い意味で裏切られた映画。まず製作陣は社会風刺や現実をよく見ていて、男性社会は欠陥がありすぎるものの、完全に悪とはしてない。そして女性社会は魔法と空想がなければ成り立たないことも押さえてる。マテル社のCEOが立場を変えないのも、バービーがランドに変化を求めないのも対になっていてとてもわかりやすかった。
そして一番深いキャラがケン。キャラ設定はあやふやで自己が確立していない。それでもしっかりとした意思が芽生えようとしてる。一番見てて面白かった。ダンスもキレキレだったしね。
