このレビューはネタバレを含みます
オモチャ映画に皮肉と説教を載せた不思議な構成で楽しい
グレタカーヴィグだから色々あるだろうなぁと思ったが、これを許容したマテルもすごい。ハズブロよりよっぽど真摯。
おもちゃであるが故、人間に対して様々な夢や影響を与えていたはずのバービー。
実はバービー自身が規定的でこういうモデルタイプであるべきと人間に縛りを与えてしまっていたと。
ケンたち自身も自分のアイデンティティに苦しんでるいる姿がとても印象的だった。
だからこそ、バービーランド唯一の男性視点を持つアランをもっと上手く活かして欲しかったという思いもあり。
最後に彼女はオモチャであることをやめるわけですが、この選択もオモチャ映画として色々考えられます。
オワコントイストーリーが45と辿る未来に近いのかな。
とにかく諸々メタって今の時代に映画に落とし込むの凄すぎましたね。
ただあまりにもメッセージは直接的すぎるし、もうちとうまく脚本に載せられるんでは無いかなぁと思いました。
スナイダー版のジャスティスリーグで草