冒頭から笑いが込み上げてきて、最後まで大爆笑。一人で見たけれど、いつもジェンダーについておしゃべりしている友人たちと一緒に見たら、むちゃくちゃ盛り上がること間違いなし。ストーリーは単純には進まず、意味が幾重にも折り重なっていて、次に見たら違う発見があるのではと思わせる。子どもの時にバービーで遊んだことがなくても何の問題もない。これだけ自社のことを笑い飛ばせるマテル社ってすごいな。
ひとつ気になったのが、patriarchyを「男社会」と訳していたこと。「家父長制」の方が意味がはっきりしたし、元の言葉の硬い感じも生かせたと思う。日本ではふだんの生活で「家父長制」なんて口にすることはほとんどないけれど、この言葉が日常会話の中に出てくるようになれば、日本のジェンダー平等度も少しは上がるのではないか。
