人間の世界とは別にあるバービーの世界はすべてがバービーのためにある世界
現場の工事員から大統領、医者までいろんなバービーが担い、主人公のバービーは普通だけど理想の美貌を兼ねそなえたバービー。
ケンはバービーのおまけであり、どのケンも筋骨たくましいが社会の中心ではなく、バービーたちを支える存在に徹している。
自分の体が不具合を感じたバービーはもとに戻すべく自分を遊んでくれた人間に会いに人間の世界へと行く。そこは男性社会であり、さらにバービーに注がれる人間からの視線もいやらしく、裏のある何かを感じずにはいられなかった。
一緒についてきてしまったケンにとっては、男性がまったく逆の立場で活躍していることをしり驚く。
バービーはなんとかして自分を遊んでくれた人間を見つけようとするのだが。。。
現実の社会をコメディだけど強烈に風刺する内容。いままで虐げられてきた人たちが表舞台に出てくるのは既得権益層にとっては認めたくないもの。
それでも誰もが自分らしく生きられるようにしていこうとすることが大事なことだと改めて感じさせられる。