綺麗事だけの映画ではないところはよかった。ルッキズムに関するメタ的な演出（台詞）もあれば、リベラル女性が社会的要因からダブルスタンダードを体現してしまう構造についても説明があった。うーん説明があった。というか演説でした。
知り合いのオランダ在住ロシア人が「西欧の若者がリベラルかぶればっかりでウザい」みたいなことを言ってたんだけど、この映画に出てくる中学生女子がネトウヨみたいな論破芸をリベラル論調でやってるのを見てなんとなく察した。「ファシスト」って言っておけば勝ちみたいな風潮に、結局米も露も同じようなもんじゃんと思ってしまう。強さで勝ってきた人たちは、急に強さから降りろと言われてもそりゃ無理な話よね。
